父と理屈
思い出の宝箱ぱっかーーん!のゆかりです、こんにちは。
他界した父は会社のお偉いさん(らしい)だったせいか、理屈家で教育にも厳しい人でした。
例えば父が帰ってきて「お父さぁぁああん♪」と飛びつくと、後ろに弾き飛ばされるかのように叩かれ「お疲れ様です!おかえりなさいやろが!!」と、働いて帰ってくる人を労うことを教えてくれました。
食卓は月一度フォークナイフ、スプーンを使ったテーブルマナーを教えて貰える機会があり音を立てると突き飛ばされ「社会に出て恥をかかないために教えてるんやろが!!」と、食事のありがたみも教えてくれる人でした。
時にパターで殴られ、孫の手で殴られ、痛みを知識として叩き込む人でした。
普段は温厚で、しかしながら自分を「わたし」と言い大抵は理屈で通しているような人でした。
そんな父をあたしは大嫌いでした。
理屈で言われて理屈で返すと、「今まで育ててきたお金を返しなさい。」「ゆかりのせいでこうなった、お前なんか作るんじゃなかった。死ねばいい。」と言われ鉄拳を振るわれ(レンガとかを素手で割れるほどの鉄拳)そんなことをされていて好きにはなれませんでした。
沢山残してくれた大事なことも尊敬することもあるけれど、父よ。
理屈で人をねじ伏せるだけでなく、我が子と言えど手を出しては それはもう屁理屈として変わってしまうんだぜ。
暗い話では無いです。教育とは、子供と共に成長するものであろうから 親も大人として成長するものであると幼少の時から思っていたことが伝わるといいな。
未婚、子なしだけど偉そうなこといっちゃった。てへぺろ。


