火災保険は火事だけに使う物ではありません

2020年08月13日
もっち 0

知人が先日、上階からの水濡れで畳と置いてた家財やられた~って話してたのでちょっと書いておきます。

まずこれ聞いた時に私が思ったのは「写真撮らな」です。
この後どういう流れになるにせよ、まず被害状況の写真が必要です。片づける前に写真を撮っておいてください。

結論から言うと水濡れの場合でも保険がおります。
パターンが2つあって、自分が加入している火災保険から認定されて保険金が出てくる場合と、相手が加入している個人賠償保険で認定されて保険金が出てくる場合です。

持ち家でも借家でも火災保険は入っていると思いますが、そこで一般的な申し込みをしていれば水濡れのサポートは大抵ついていると思います。
火災の他に、落雷、破裂、爆発、風災、雹災、雪災、水濡れ、盗難くらいまで。

水災は付けると値段が高いのと、マンションの2階から上ならあまり必要がないので付いてない場合もあります。

水濡れ・・・水道管損傷などで壁や床が汚れる場合
水災・・・豪雨による土砂崩れ等

こうしてみると、火災保険って結構色んなケースで保障されるんだなって感じしません?

DSC_1821s.jpg

もう一個の個人賠償保険ですけど、これは自分が受ける保証じゃなくて相手に損害を与えてしまった場合に使う保険です。
自転車で誰かにケガさせたとか、飼い犬が第三者を噛んだとかそういう事故の時にも使う奴です。
水濡れさせた上階の人がこの個人賠償で払ってくれるなら、そっちが先です。

いずれにしてもそれら保険金の書類に必要になるのが被害の写真ですので写真は撮っておくべきです。

それで、借りてるマンションだとかアパートの管理会社に連絡が付くならそれが一番いいです。
マンションやアパート側も、その建物に対して共用部分(廊下とか見えない部分の配管のとことか)へ保険を掛けているので、結局それらと連動させて賠償してもらうのがBESTだからです。

管理会社が手配した業者が写真撮ってくれてそういう賠償の事まで話してくれるケースもあるのでそれなら楽でええですね。(件の知人はこれらしいです)

相手の個人賠償と自分の火災保険で重複してお金を受け取れはしませんので、相手が賠償してくれる話になってるならそれでいいと思います。
細かい話をすると、個人賠償で保障される保険金は時価(経年劣化とかでその分値段引かれる)で、火災保険は大抵新価(新品の時の値段)で保険金でるので値段ベースの話をすると自分の火災保険で認められるように申請するとその差額は補えるかもしれません。その為の書類書いたりなんやするエネルギーも必要ですけどね!

地獄なのは賃貸とかで管理会社がもうおやすみになってる時間に発生した事故の場合、適当な業者に頼むと修理代高いだけだったり、後から管理会社に「契約してる業者使いたかったのに」とか言われかねないので事前に管理会社の対応時間外の場合の事故連絡先も併せて聞いておいた方がいいと私は思っています。


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p.s.  火災保険の保険対象は「建物」と「家財」の区分けがあります。
床、壁、畳の他に調理台や浴槽等建物備え付けのものも建物区分です。

家財の対象は30万以下の建物に収容している日常生活に用いる動産です。
火災保険の対象を建物のみにしていると、水濡れした家財の保証がされなかった!とかもあり得るのでこの際一度どんな条件で保険を契約しているか見直してみては如何でしょうか。

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